政治家 高木けいが思いを語る


by mark2-ho
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 10月27日、三笠宮崇仁親王殿下の薨去に接し、東京都議会自由民主党を代表して謹話を発表しました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
http://www.togikai-jimin.jimusho.jp/wp-content/uploads/2016/10/幹事長謹話-2.pdf

# by mark2-ho | 2016-10-28 00:44 | 都議会

 この度、米国誌「Condé Nast Traveler」の読者投票で、東京が世界で最も魅力的な都市に選ばれました。
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/10/19/09.html
 折りしも10月18日に発表された森記念財団の世界都市ランキングでは、今年初めて世界第3位となりました(昨年第4位)。
http://www.mori-m-foundation.or.jp/ius/gpci/

 都市力に関してはいろいろな調査がありますが、東京都は私たちが目指してきた「世界で一番の都市」に、確実に近付きつつあります。ランキングの順位に一喜一憂するものではありませんが、この間都議会自民党が進めてきた「世界で一番の都市」を目指す政策(http://www.takagi-kei.com/policy.php)の成果が、確実にではじめたと考えます。2020年オリンピック・パラリンピックをステップとして、私たちは更なる都市力向上を目指します。
# by mark2-ho | 2016-10-20 22:41 | 都議会

 私が都議会自民党幹事長として、また小池知事の初めての招集による都議会第3回定例会が、10月13日に終了しました。この間、小池知事との論戦の手ごたえや豊洲新市場、オリンピックの会場変更問題など、様々なことを聞かれてきましたが、その都度、テレビ出演やぶら下がり会見等を通じて、都議会自民党幹事長としての見解を表明してきました。都議会に全国から注目が集まり、マスコミ報道も過熱する中、今までにない経験をさせていただきました。
 
 私の代表質問は、マスコミ各社が取り上げていましたが、曲解や結論ありきの記事も少なくなく、真意が伝わらなかった部分があったことは残念でした。また、小池知事が都議会終了後、自民党控室にあいさつに見えられた際に、私がわが家の保護猫の写真を渡したことが一部で話題となっていたようですが、これは代表質問の中で以下のやり取りがあったため、お見せしお渡ししたものです。
 高木 「今や動物は、私たちの人生のパートナーとして深いかかわりを持つようになっています。実は私も昨年来、ボランティアの方に保護された推定四歳の大変かわいらしい茶虎の雄猫を自宅にお預かりし、殺処分ゼロに向けたささやかな保護猫活動のお手伝いをしております。…(後略)
 小池知事 「(前略)…また、都の動物愛護施策の拠点であります動物愛護相談センターについて、その役割や機能の検討を進めて、年度内には具体的な整備を盛り込みました基本構想を策定する考えでございます。高木先生におかれましては、どうぞ猫ちゃんをかわいがっていただいて、その姿をどうぞ都民の皆様方にお示しいただきますようお願いを申し上げたく存じます。」

 都議会自民党の姿勢は今までもこれからも変わらず、都民目線、都民の与党として、東京に必要なことを着実に実行してまいります。なお、定例会終了後の幹事長談話は以下の通りです。
http://www.togikai-jimin.jimusho.jp/wp-content/uploads/2016/10/高木けい幹事長談話.pdf

# by mark2-ho | 2016-10-17 22:24 | 都議会

8月15日に思う


 昨日は終戦後71回目の8月15日。
 例年通り、午前10時から靖国神社の昇殿参拝。その後、今年は都議会自民党幹事長として招待を受けた、東京都戦没者追悼式に参列いたしました。
 a0012729_0441074.jpg毎年8月が来ると、先の大戦により起こったさまざまな出来事を意識し、わが国と世界の平和を願う気持ちが、一層強くなります。戦後世代の私たちがそうした思いを強くし、平和をつくる具体的な努力を誓うのが、8月15日であるべきと考えます。

 
 ところで、先の大戦に関する書籍の中で、私が最も優れていると思うのが、山岡荘八の『小説 太平洋戦争(全9巻)』です。同氏の著作は『徳川家康(全26巻)』が有名ですが、それに次ぐ長編が同書。歴史小説家と思われがちな山岡ですが、戦前は従軍記者でもあったことから、同書の描写は精緻を極め、時として読み進めていくのが苦しくさえなり、A級戦犯が裁かれた後の、関係者の努力にも心を打たれます。戦争の悲惨さや人々の苦しみが、戦争を知らない私たちにも文字を通して伝わってきます。若い人たちにも是非手に取っていただきたい一冊です。

 そしてもう一つ、私には戦争に関する忘れられない書籍があります。地元の後援者が自費出版した『故き父に捧ぐ』(非売品)というものです。この方のお父様は昭和20年5月10日、フィリピン・ルソン島の激戦地の一つ、バレテ峠で戦死されたと書かれています。戦地から家族にあてられた手紙を中心に編集された同書は、まさに一兵士から見た先の大戦の様子を、涙無くては読めないほど極めてリアルに伝えています。

 300万人以上と言われる、国策に殉じて散華した先人たちの無念を、私たちはどれほど感じ、今の時代を生きているのでしょうか。何不自由ない現代の礎をおつくりいただいた先人に対して、誠に申し訳ないことですが、私はただ感謝の念とともに、自分の役割を自分なりに認識し、一生懸命生きていく以外にないと感じます。日頃は意識下にあるそうした思いを再確認し、私の8月15日は今年も過ぎて行きました。
# by mark2-ho | 2016-08-16 22:39 | 日々の出来事

 このたびの東京都知事選挙では、私たち自民党・公明党推薦の増田ひろや候補が、大変残念ながら次点という結果になりました。最後までご支援いただいた皆様に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 私は8月1日から、東京都議会自由民主党の幹事長に就任いたします。増田知事誕生を夢見てここまで戦ってきましたが、その夢は実現できませんでした。これからは都議会最大会派の幹事長として、二元代表の一方である議会の権能をしっかりと発揮して、都政に正しい道筋をつけていきたいと思います。

 なお、同時に行われた4選挙区での都議会議員補欠選挙(新宿区・台東区・大田区・渋谷区)は、わが党公認候補の完勝となりました。ご支援いただいた皆様方に、重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。
# by mark2-ho | 2016-08-01 01:21 | 都議会

 明日はいよいよ都知事選挙の投票日。すでに期日前投票を済ませた方も多いと思いますが、マスコミ報道やムードに流されることなく、候補者の政策などをしっかり吟味していただき、貴重な一票を熟慮と確信の上で行使していただきたいものです。
 
 私は唯一の自民党・公明党推薦候補、増田ひろやさんを応援してきました。それはもちろん、二元代表制の地方自治の仕組みの中で、いたずらに議会との対立をあおるのではなく、それぞれの民意を汲み取って都政をしっかりと前に進めていただけるのは、増田ひろやさんしかいないという確信を持ったからに他なりません。
 
 私は都議会議員ですから、増田ひろやさんに何度もお会いし、政策や人柄を良く知ったことで、自らの確信を深めることができたのかもしれません。多くの有権者の皆さんと条件が違ったかもしれません。しかし、もし、このブログの読者でいまだ誰に投票すべきか迷っている方がいたなら、私の確信も一つの参考材料としてください。都政の現状認識、政策の熟度と実現性、国や都内自治体との連携など、どれをとっても増田ひろやさんに勝る候補者はいないと考えます。

a0012729_1393138.jpg  今回の都知事選挙は、都政の混乱を一日も早く収拾し、東京の輝きを取り戻すことができる人が知事にならなければなりません。2020年までの都政を取り巻くタイトなスケジュールを考えると、これが最後のチャンスです。有権者の皆さんには、熟慮と確信の上で、新しい知事を選んでいただきたいと思います。
# by mark2-ho | 2016-07-30 23:50 | 政治

 都知事選挙がいよいよ終盤戦に入ります。
 今回の都知事選挙は、「出たい人より、出したい人」を選ぶべきであり、「なりたい人ではなく、なってほしい人」を都知事にしなければなりません。決して人気投票にしないでほしい、そのことを都民の皆さんに再度お願いしたいと思います。
 さて、都知事選有力三候補と言われる人の中で、都知事になってはいけない人の政策(公約)を検証しました。議会人として、都政の政策づくりの中枢にいた私から見ると、以下二人政策は、まったく都政を知らない人たちがつくったものであることが分かります。

■政策(公約)の問題点 小池百合子氏 

①都議会冒頭解散 → そもそも知事に無条件での解散権なし。都議会で知事不信任案が可決されて初めて都議会の解散権を持つことができますが、都議会を解散すれば都議会議員選挙となり、およそ40億円の選挙費用が必要となります。その後、新たな都議会による再度の不信任案可決の場合は知事の自動失職となり、知事選が行われます。知事選には50億円の費用がかかり、トータル90億円。不毛な対立による税金の浪費との批判は免れません。
②満員電車の解消のための二階建て電車 → 物理的に不可能。都の公営企業局が直営している都営地下鉄でも、トンネル内に二階建て車両を走らせることはできません。責任ある立場の人は、夢物語を安易に語ることを慎むべきです。
③その他の政策について → 抽象的な政策の羅列で、ほとんどのものがすでに現下の都政で行われています。地方自治に身を投じたいなら、また自称自民党員を名乗るなら、先ずは都議会自民党の提言によりつくられた、『東京長期ビジョン』を読んでいただきたいものです。役人にとって、全体の政策を知らないトップほど扱いやすい人はいません。その人の興味のある政策のいくつかに、多少の予算を付けてお茶を濁せばよいからです。まさに徳洲会から5000万円の裏金をもらい、その後略式起訴(罰金刑・公民権停止)になった猪瀬直樹氏の猪瀬都政がそうであったように。


■政策(公約)の問題点 鳥越俊太郎氏

①「あなたに都政を取り戻す」 → 35年ほど前、革新勢力が「都政を再び都民の手に」というフレーズを使い、ステッカーを都内中に張っていたのを思い出しました。「非核都市宣言」についても、懐かしい言葉を聞いた気がします。わが国は非核三原則を持っているのに、一都市が「非核都市」なる宣言をして何の意味があるのでしょうか。これこそ過去に一世を風靡した左翼勢力の政治的パフォーマンスの最たるものです。世の中が変化しても、思考回路は当時のままなのでしょう。
②そもそも地方自治に興味がない → 鳥越氏は都知事選に出ようと思った理由を記者会見で次のように語りました。「参議院選挙の開票状況を見ておりまして、「日本も戦後70年間、平和な時代をずっと過ごしてきたのに、時代の流れがちょっと変わり始めたな」ということを参議院選挙の時に感じました。これは日本全体の問題でもありますけれども、もちろん首都である東京都の問題でもあるわけですね。そのためにはちょっと国全体がそういう流れに変わり始めてる、舵を切ってるというところに、少し私は自分なりに流れを少し変える、元に戻すような力になれば。それを東京都というところから発信できればすばらしいなと思いました。」参議院選挙の結果に対して危惧を覚えたなら、都知事選挙ではなく国政を目指すべきだったでしょう。たまたま直後に都知事選があったから出馬したに過ぎないわけで、都政に対する思いを語れなかったのは、語るべき思いがなかったからであることは明らかです。
③民進党と共産党の政策調整はできるのか → 都政において、両党の政策には相当な開きがあります。例えば東京外環道の建設整備や防災対策の木密不燃化・耐震化を進めるための特定整備路線の整備について、民進党は進めるとの立場であるのに対して共産党は撤回・見直しと主張。また東京港の機能強化や新客船ターミナルの建設についても、真っ向から主張が対立。これ以外にも福祉や産業政策においても、ことごとく主張が違います。こういう人たちに支持されている方が都知事になって、都政が混乱しないわけがありません。


 以上、簡単に政策(公約)の一部を切り取ってその矛盾点を指摘しましたが、お二人に共通することは、そもそも地方自治に興味がなかったと思われることです。小池氏は、自民党東京都連と都議会自民党に対する私怨が原動力になって都知事選に出馬したに過ぎず、鳥越氏は「東京から、アベ政治を止める」という都政に関係ないテーマで選挙を行っています。一人は私事(わたくしごと)、もう一人は戦う土俵の間違い。これが実態です。また、鳥越氏は今まで政治の外にいた方ですからしかたないにしても、小池氏は長年国会議員をつとめていながら、地方自治の原則である二元代表制(知事も議員も直接選挙で選ばれる。だから地方自治には二つの民意があり、一方が過度の優越状態にならないよう権限が分散されている。知事には予算編成権と執行権があり、議会には予算執行の許可を与える議決権がある。これによって抑制と均衡のバランスがとられている)の意味を知らず、確実に地方自治法すらも読んでいない政治家だったということに、驚きを禁じえません。
 いずれにしても、いまの都政に、政争に費やす時間の余裕などあろうはずがありません。いつ起こっても不思議でない首都直下地震対策は、一刻の猶予も許されません。また2020年オリンピック・パラリンピック大会を成功させるための準備は、猪瀬・舛添都政の失敗で、非常に遅れています。これ以上都政を混乱させることは、すべての政策を停滞させ、オリンピック・パラリンピックに多大な影響を及ぼし、それは都政のレベルを超えてわが国が世界中に恥をさらすことになります。いa0012729_1132181.jpgま都知事になっていただきたいのは、そうした都政の停滞と混乱に終止符を打ち、しっかりと政策を進めてくれる方に他なりません。そのためには都議会と真摯に政策協議ができる人でなければなりません。私たちはだからこそ、増田ひろやさんを応援しているのです。
# by mark2-ho | 2016-07-24 11:46 | 政治

 このたびの参議院選挙では、力強いご支援をいただき誠にありがとうございました。おかげさまでわが党は全国で勝利をおさめ、東京でも公認候補2名(中川まさはる、朝日けんたろう)がそれぞれ当選いたしました。ご支援いただいた皆様方に心から感謝申し上げます。

◇候補者決定までの経緯
a0012729_10544214.jpg さて、参議院選挙に引き続いて7月14日から行われる東京都知事選挙ですが、わが党は元総務大臣、元岩手県知事の増田寛也(ますだ・ひろや)氏を推薦することを決めました。推薦の理由は多岐にわたりますが、そもそも今回の都知事選は、政治と金の問題で元参議院議員であった前知事が辞任したことを重く受け止め、現職の国会議員を出さないことが党内では決定(6/17都連国会議員会議及び支部長常任総務合同会議)されていました。したがって、政治と金の問題を二度と起こさない人を第一の条件として、さらに2020年オリンピック・パラリンピックの成功という国際公約をはじめ、山積する都政の課題を着実に解決できる行政手腕のある人を探していました。限られた時間の中で大変困難な作業でしたが、7月11日、増田寛也氏を自民党の推薦候補に正式決定いたしました。(写真は7/12、都議会自民党控室にて決意表明)

◇分裂選挙ではない
 このことによって、「自民党の分裂選挙」という報道がありますが、自民党は決して分裂しているわけではありません。自民党の某女性国会議員が一人でかき回しているだけであって、それは単なる身勝手な行動に過ぎません。自民党都連は増田寛也氏の推薦を満場一致で正式決定したのですから、自民党は一つです。かつて平成3年の都知事選において分裂選挙と言われたものは、自民党本部と都連がそれぞれ別の候補者を担いだことによります。これはまさに自民党の分裂選挙だったのですが、今回は自民党が分裂しているのではなく、お一人の方が、党の決定に従わず勝手に行動しているだけのことです。この方は、自民党に所属しているにもかかわらず自民党に推薦依頼をせず(正式には推薦依頼をしていましたが7/10に推薦依頼を自ら撤回)、都知事選に出ようとしているのですから、自民党籍を返上して純粋に無所属として出馬すべきなのです。それが都民に対して誠実な態度だと思います。

◇増田寛也氏について
 さて、わが党が推薦することになった増田寛也氏について、すでにいろいろな報道がありますが、本質的にはその著書である『東京消滅…介護破綻と地方移住』(中公新書 2015年12月15日発行)を読んでいただくと、自民党が推薦した理由を理解していただけると思います。同書はタイトルこそ刺激的ですが、内容は東京の抱える深刻な課題に対する警鐘と、その解決へ向けての処方箋と応援にほかなりません。例えば前書きで、「東京には今後の発展を阻害しかねないリスクが二つある。一つは災害のリスク(中略)もう一つのリスクが東京圏の超高齢化である。(中略)これまでの東京の発展は、地方の若者によって支えられてきた。しかし今後、地方の人口減少が加速し、その結果、東京への若者の流入が途絶えれば、東京もまた急激に高齢化する。わが国を代表する世界都市としての東京の競争力が損なわれ、ひいては日本全体の衰退を招く恐れがある。この不都合な真実を直視し、様々なアイデアを出し合いながら手遅れにならないようにしたい。本書が、その叩き台になればと願っている。」と書かれ、またあとがきでは、「一国の中にもう一つ別の国がある…そんな大きな存在が東京都と言える。(中略)東京都と地方が連携し、日本全体を成長させていくことが求められている。東京都にはぜひそのリーダーシップを発揮してもらいたい。それが本書で挙げた東京の課題を解決していくことにも繋がる。(中略)東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年は、奇しくも東京都の人口が減少に転じるとされる年である。来るべき2020年が、新しい東京、そして新しい日本へと変革を遂げる姿を世界の人々にアピールできる、そのような年になることを強く期待したい。」と書かれています。つまり、東京の課題解決こそ、わが国の危機を救うことだと喝破しているのです。東京のマネジメントにこうしたビジョンを持っていることは、大変重要なことです。

◇都民は実務に精通した知事を求めている
 私たちが求めたのは、こうした東京の現状を認識し、その課題解決に自分なりのビジョンを持っている人です。誰しも最初から完璧な人はおらず、今後の議論の中でさらに良いアイデアが生まれることでしょう。私は増田氏の著書等を読み記者会見を見る限り、東京についてかなり的確な認識と柔軟な発想を持っており、実務に精通した方とお見受けしました。
 今回の都知事選で増田氏の名前があがった直後から、ネット上では様々なことが取りざたされました。主なものは①増田氏は岩手県の財政を破たんに追い込んだ、②東京一極集中を批判し続けてきた、③東京都豊島区を消滅可能性都市と言っていた、④総務大臣時代に東京の自主財源を収奪した張本人、⑤舛添前知事が表明した韓国人学校問題に対してどう考えているのかわからない、などでありました。7月11日の記者会見等でほぼすべてのことに明快に答えていましたので、あえてここで重複することを書きませんが、④のことだけは、当時の事情を知る者の一人として、もう少し詳しくお知らせしておこうと思います。この問題は平成19年に地方法人特別税(法人事業税の一部国税化・暫定措置)を導入したことを指しているのですが、これは増田総務大臣が行ったというよりも当時の福田政権(町村官房長官)が、政権の方針として地方の疲弊する財政状況を少しでも改善するために、時限措置(税制の抜本改正が行われるまで、すなわち消費税増税までの間)として都の税収を一部国税化したものです。もちろん都にとっては苦渋の選択でしたが、福田総理が「都の重要施策については国として全力で応援する」と明言したことから、暫定措置であるという前提の下、この条件を飲む代わりに国と都の実務者レベルでの協議の場を設けること、及び13項目の国への要望(羽田空港の国際化の推進・三環状道路の整備促進など)を提案し、多くのものは実現されました。そして地方法人特別税は、本来おおむね3年で時限措置を終える約束でしたが、その後民主党政権に替ったこと、また当時の自民党税調の幹部であった方々が次々と引退・逝去され、その時の約束や事情を知る方がいなくなるなどの不運もあり、廃止の手続きが遅れに遅れて、昨年の税制改正でやっと平成29年度より廃止の方針が打ち出されました。問題なのは、昨年度から「地方法人税」(法人住民税の地方交付税原資化)という新たな税目が創設され、東京の自主財源が新たな形で国税化されたことです。これについて増田氏は記者会見で、「地方法人特別税の問題は、当時の税の偏在にする緊急的な対応であって、すでに消費税の引き上げのときにこれを解決するという制度的な対応が図られた。東京の財政需要は保育・介護等非常に大きくなっており、さらに当時決まっていなかった2020年オリンピック・パラリンピックの大きな財政需要が見込まれるので、都民の税をきちんと守るという形で考えていく必要がある」と明確に主張しました。まさに実体験に即して、こうしたことを主張してくれる実務に明るい知事を、私たちはつくらなければならないと考えます。

◇2020年(平成32年)までの時間の制約の中で
 某女性国会議員は、先日の記者会見で不思議な公約を出されました。
「都議会の冒頭解散」。
 東京都知事に、無条件での都議会解散権があると思っていたのでしょうか。翌日のぶら下がりで「不信任を出されれば…という意味です」と修正していましたが、それでは公約にならないように思うのは私だけではないでしょう。ましてや、そういうことをあえて誘発するとすれば、これ以上都政を混乱させて、いったい何をしたいというのでしょうか。都議会自民党が自分の意のままにならないからと言って、議会の解散を口にするのは、まさに私怨の世界であって、「公私混同」に他なりません。今必要なことは、舛添問題によって混乱した都政を正常に戻し、行政も議会も、一日も早く落ち着いて仕事ができる環境を整えることです。2020年オリンピック・パラリンピック東京大会が迫ってくる中で、政治家の私怨に付き合っている暇はありません。「冒頭解散」、「都民の声を聞いてみたい」などのフレーズは、10数年前の小泉総理を真似たのかもしれません。小泉劇場と言われたあの頃をイメージさせることから「小池劇場」という人もいますが、解散権を持つ総理が、明確な政策と主張(それが正しいか正しくないかは別として)をもって行ったあの解散劇と、今回はまったく状況が違います。こんな陳腐で内容の無い劇場に、お客さんは最初から興味を示さないと知るべきです。
 また、分裂選挙になるのではないかとの報道にかこつけて、「都民と都議会自民党との分裂」などと言っていましたが、それは各地域で自民党議員を支持した都民を冒涜するものであり、知事も議員もそれぞれが都民に選ばれる、いわゆる二元代表制をまったく理解していないことに他なりません。地方自治の仕組みやその意味合いを、もう少し勉強されてから都知事選に名乗りを上げるべきではないでしょうか。

◇東京の輝きを取り戻す
 石原知事以来、三代にわたって任期途中で都知事が辞任してしまった東京都政は、一日も早く正常化されなければなりません。知事と議会がともに力を合わせて、都民の幸せをつくっていく。それが都政の大義であり、あるべき姿であることは言うまでもありません。時には知事と議会が対立しても、都政の大義を見失わなければ、おのずと着地点は見えてきます。だからこそ私たちは歴代の知事に対して、パフォーマンスではない地に足の着いた政策の実行を促してきました。知事も議会も、ことさら目立つ必要はなく、東京にとって必要な政策を着実に実行することが、都民のためであると常に申し上げてきました。 残念ながら、そうした言葉はなかなか聞く耳を持ってもらえず、東京はまた新しい知事を選ぶ作業に入ることになります。
 首都東京は本来全国の憧れであるべきで、その姿はだれが見ても輝かしいものでなければなりません。ここ数年の不祥事がその輝きを曇らせてしまいましたが、私たちは東京の輝きを再び取り戻し、かねてより目標に掲げてきた「世界で一番の都市」への努力を、力強く続けなければなりません。
 私たちは、東京の新しい知事に増田寛也氏を推薦しました。実務型・質実剛健の都政を、多くの都民の皆さんと一緒につくっていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
# by mark2-ho | 2016-07-13 11:00 | 政治

 6月15日、平成28年都議会第二回定例会の最終日開会直前に、舛添知事が辞任の意向を表明。その後開かれた本会議で正式に退任が決まり、一連の政治資金等を巡る、いわゆる舛添問題にひとつの結論が出されました。私は先の都知事選挙で舛添氏を推薦し応援をした一人として、大変残念な思いであるとともに、ご支援をお願いした都民区民の皆様に心よりお詫び申し上げます。
 
 思い起こせば先の知事選の直前、推薦依頼のために都議会自民党控室に来られた舛添氏は、「生まれ変わった”new舛添”としてよろしくお願いします」と決意を語られました。過去に自民党を除名された方ですが、私たちもその言葉を信じて推薦し、与党として支えてきました。知事就任直後は周りの意見もよく聞き、「東京を世界で一番の都市に」という同じ目標に向かって都政運営ができていたのですが、今振り返ると、半年を過ぎた平成26年夏頃からその姿勢に変化が見られ始めました。実は26年8月から一年間、私は都議会自民党の政調会長をつとめ、自民党代表質問の原稿を作成する責任者でもあったことから、定例会ごとに知事への忠告の原稿を作成したことを覚えています。
 
 たとえば平成26年第三回定例会では、当時の村上幹事長が代表質問の冒頭で、「知事は、去る五月九日の記者会見で、今までの三カ月は試運転、これからは高速道路を時速百キロで走ると公言されましたが、都政は、高速道路ばかりではなく、スピードを落として都民と同じ目線で走らなければ見えないこともたくさんあります。知事には、都民の幸せを第一に考え、スピード感が必要な政策と腰を据えてじっくり練り上げる政策を的確に判断し、一人で時速百キロを続けるのではなく、理事者や議会など多くの意見に耳を傾け、万機公論に決すべしの基本姿勢を改めて心がけていただきたいと思います。そうすることで、都政の車の両輪はしっかりと回ってまいります。」と指摘しました。これは知事が理事者や議会の指摘を軽んじるようになったことから、あえて苦言を呈したのです。
 
 このとき、さらに続けて以下2点の苦言を申し上げました。一つは、朝鮮学校の補助金交付再検討を示唆するかのような発言、もう一つは都市外交の危険性です。文章が長いのでご興味のある方は議事録を参照していただきたいのですが、このときから独断で物事を決めようとする姿勢が見え隠れしていたことがわかります。(http://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/proceedings/2014-3/02.html#01

 こうした指摘は、その後も定例会ごとに続くことになり、特に都市外交についてはことあるごとに自制と修正を求め、外交は国の専権事項であり、微妙な国際関係に首を突っ込むことは慎むべきであること、海外出張を優先せず、都政における政策の優先順位をよく考えること、海外出張の費用対効果を厳しく検証することなど、最近マスコミで取り上げられてきた指摘は、過去に都議会自民党としてかなり頻繁に取り上げてきたことでした。今となっては、そうした指摘が知事の心に響かなかったことが残念でなりません。
 
 都市外交の実害がもっとも顕著に現れたのが、新宿区の都立市谷商業高校跡地を東京韓国学校に貸与するという、いわゆる韓国人学校問題であったことは言うまでもありません。平成26年7月、韓国・ソウルを訪問した舛添知事は、朴大統領と面会。このときに朴大統領から、東京韓国学校が手狭になっているので新たな土地を探して欲しい旨、直接頼まれたと言われています。実はこの視察に行く直前、私は舛添知事が朴大統領と会うことを聞きました。私は言下に「それはやめたほうがいい」と申し上げたのですが、もともと知事が会いたいとオファーしていたようですから、7月25日の面会は予定通り行われました。都知事のカウンターパートナーはソウル市長であるはずなのに、大統領が出てくるのは何か言いたいこと、頼みたいことがあるからに違いないと考えるのが、国際政治の普通の感覚です。ましてや当時は、慰安婦問題などで日韓関係が非常に冷え込んでいた時期だったので、会わないにこしたことはないのです。それを都市外交と称して、そうした忠告も無視して会ってしまったことが、このたびの韓国人学校問題の発端です。
 
 その後、高額海外出張、米国・ニューヨーク・ワシントン出張時に起こった熊本・大分地震への稚拙な対応、公用車の不適切使用と湯河原別荘問題、参議院議員時代(新党改革の政党助成金)の政治資金流用疑惑など、次から次へと問題が提起され、その都度釈明をするものの議会も都民も納得できる説明をすることができませんでした。問題発覚以来の度重なる記者会見、今定例会初日の所信表明演説、その後の代表質問・一般質問、13日の総務委員会での集中審議…舛添氏には何度も説明の機会があり、早い時期から都民の心の琴線に触れる謝罪と誠実な対応があれば、辞任に追い込まれることを避けられた可能性があったのかもしれません。しかし残念ながら、まったく逆の路線がとられてしまいました。
 
 一連の舛添問題で返す返すも残念なのは、舛添氏が当初目指していた「万機公論に決すべし」という政治姿勢を忘れず、私たちの忠告を聞いてその都度自身の政治姿勢を謙虚に正していれば、このようなことにならなかったような気がすることです。
 
 猪瀬氏、舛添氏と二代にわたって、知事がお金の問題で辞任に追い込まれた東京都ですが、これからラグビーワールドカップ、東京五輪・パラリンピックを控え、都政にはきわめて重要な課題が山積しています。これから私たちが行うべきことは、都政の早急なる信頼回復と正常化に全力で努力することに他なりません。先の伊勢志摩サミットの成功が象徴するように、政治の安定は国民にとっての大きな利益になります。これから参議院選挙、引き続いて東京都知事選挙が行われます。私はこれからも変わらず、都政の安定と重要課題の解決に誠心誠意、全力で取り組んでいきます。
 
 一連の舛添問題に対して、都民区民の皆さんに重ねてお詫び申し上げ、取り急ぎのご報告とこれからの決意とさせていただきます。


【自民党東京都連 石原伸晃会長のコメント】
〇舛添都知事の「辞職」を受けて
https://www.tokyo-jimin.jp/introduction2/20160616masu_ch_sp.html

【東京都議会自由民主党 緊急要望】
〇新都知事選任までの間の万全な執行体制の構築に関する緊急要望について
http://www.togikai-jimin.jimusho.jp/wp-content/uploads/2016/06/280616新都知選任までの執行体制の構築に関する緊急要望について.pdf
# by mark2-ho | 2016-06-18 11:38 | 都議会

a0012729_22414702.jpg 過日ご報告した都電荒川線の軌道敷緑化事業(荒川車庫‐荒川遊園地間)は、いまセダムの花が真っ盛り。沿道のバラも色とりどりに咲き誇り、お花畑を都電が走るイメージ通りの風景となりました。せっかくの美しい景観ですから、できればこの3倍くらいの広さ(長さ)が欲しいものです。 

a0012729_22422306.jpg 今日はお天気が良かったこともあり、道行く人たちも足を止め、写真を撮る人が絶えませんでした。セダムの黄色い花は、この先2~3週間くらい咲いた後、刈込等のメンテナンスを経て再び緑のじゅうたんに戻ります。これから都電の軌道敷緑化は、花と緑の美しい東京の象徴として、10.6㌖の専用軌道全体に広げていきます。どうぞご期待ください。



# by mark2-ho | 2016-05-07 23:01 | 都議会